掛川市のAIと話してみた

掛川

人工知能と会話!?新しい行政情報サービスの実験にご協力ください

掛川市役所は、株式会社三菱総合研究所と共同で、新しい行政サービスの実験を行います。
このサービスは、スマートフォン等を利用して、市民からの質問に対して、その意図を人工知能で理解し、的確に回答して市民が望む情報を容易に提示するというものであります。
このサービスによって、市民サービスの質の向上や効率化が期待できるものと考えております。
実証のサービスは、人工知能が、みなさんからの行政情報全般に関する相談にお応えします。
実験期間:2018年3月1日~3月31日

掛川市のAI活用は昨年度から始まっています。


今年から、対象市町村を広げたAI活用が始まっているみたいですね。
住民からの問い合わせにAIが対応--MRIと30以上の自治体が実証実験
三菱総合研究所は、「AIスタッフ総合案内サービス」の実証を開始したと発表した。自治体に対する住民からの問い合わせを対話形式でAIが応答する。

ということで行政AIはどんなもんかなということで、AIスタッフ総合案内サービスの実証にご協力してみました。


AIスタッフ

を開いて、ページ最後の「利用規約に同意して利用する」を押すと、

こんな画面。

あまり掛川市っぽい感じはしなくて、全国共通かな、と思いましたが、とりあえず「ゴミの出し方」をクリック。

「粗大ごみの出し方」を選択すると

それから「こちら」をクリックすると

と、ちゃんと静岡県掛川市 民間業者の有料粗大ごみ戸別回収についてのページに誘導してくれました。

見た目は、全国共通のように見えて、ちゃんと各市町村用にできているみたい。

試しに、お隣袋井市でもこのAIスタッフを導入しているとのことで、URLを比べてみると
掛川 http://jbslocalgovtbotwebprd.azurewebsites.net/D0673AE9-22AD-43EB-B862-9A768ED2B060/chat
袋井 https://jbslocalgovtbotwebprd.azurewebsites.net/D7C93049-3100-49C5-90FA-789E4D746FEA/chat
というように、同じように見えて違うAIスタッフが立ち上がっているみたいですね。

さて、ではフリーの質問でどのくらいの精度で回答が出てくるのかな、ということで、「掛川市の人口は」と質問。
答えは

(^^;

他にも「掛川市長の名前は」とか「近くの避難所は」とか尋ねてみても「ご質問の内容が分かりませんでした。恐れ入りますが、別の表現で再度質問していただけますか?」との返答。
なかなかちゃんとした回答が得られませんが、質問内容を分かってくれる質問を探すのもまた楽しいかも。

試行錯誤の上「ゴミの出し方を教えて」と聞いたら

こんな感じで、それなりの返答が。
AIスタッフ、ゴミの出し方は詳しいみたい。

じゃあ掛川のAIスタッフに「袋井市のごみの出し方は」ではどうかな。

ちゃんと反応した?

「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池類の出し方」を選んでみると、

ちゃんと地域間連携もできているのかな、と「こちら」をクリックしてみると

(^^;

どうやらまだまだ勉強が足りないみたいですね。

AIといっても、データとして入力されているもの以外は回答が得られないもの。
掛川市のAIスタッフくんにも、もっと掛川のことを教えてあげないといけないようですね。
みんなでいろいろ教えてもらいたいことを訪ねてみたら、そのうちちゃんと回答できるようなデータが入って、掛川のAIスタッフくんが賢くなるかも。

まずは、掛川市のオープンデータあたりをデータとして入れてもらえたらどうなんだろう?

そんなことも考えながら、明後日のオープンデータデイ2018in掛川の準備をしないといけないなと、思っているところ。

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