掛川埋蔵文化財センターで、いにしえの営みを

 今年の4月にオープンした静岡県掛川市 埋蔵文化財センター、今までは土日が休みで、興味はあったのですがなかなか行く機会がなかったのですが、今日明日は土日でも開館してると言うことでちょっと見学に行ってきました。
 場所は千羽のエコポリスの北東、昔の焼却場の跡地です。
 センターにはいると、市の職員の方が出てきてくださって、案内してくれました。
 焼却場の跡地と言うことで、展示室はさほど広くはないのですが、一つ一つ丁寧に説明してくれて興味深いひとときを過ごさせてもらいました。
 掛川の埋蔵文化財というと、和田岡古墳群が国の文化財として指定されているので、そこから発掘された物が中心かと思っていたのですが、掛川全域、それも縄文時代から江戸時代までの幅広い範囲の出土品を見ることができます。


縄文時代の物





弥生時代の物

古墳時代の物



奈良時代


 以降、写真には撮らなかったのですが江戸時代末期の物まで。
 出土品というとバラバラの物ばかりと思っていたのですが、意外とちゃんと形が残っている物もあるのですね。
 それにしても掛川には縄文時代から綿々と人の営みがあったことが、こんな形で見ることができるというのは面白いですね。
 聞いてみると、埋蔵文化財は展示されている物のほかにもまだあるのだとか。
 使用されなくなった施設の転用でなく、ちゃんとした展示場所ができたら良いのに、とも思います。
 とはいえこの施設ができる前は、そういった物を見ようと思っても見られる場所がなかったわけで、それから考えるとありがたいと言うべきなのでしょうね。

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